Faculty of Economics
経営学特講(明学卒業生たちのリーダーシップ)講演報告No.5

2025年1月15日

2024年11月12日火曜日に、1994年に社会学部社会学科を卒業された山内崇章氏と1992年に法学部法律学科を卒業された今西孝江氏(ともに日刊スポーツ新聞社)にご講演いただきました。受講生によるご講演内容の紹介と感想は、以下の通りです。

【内容】
 株式会社日刊スポーツ新聞社の山内さんと今西さんから学生時代の経験やキャリアについてお話を伺いました。
 秋田出身の山内さんは都会への憧れから明治学院大学に進学し、海外への好奇心からオーストラリアで語学研修を経験されました。その後、韓国の友人との出会いをきっかけに国際的な視野が広がり、大学院(国際学研究科)に進学されました。就職後は、海外でのスポーツ選手への取材など貴重な経験を積まれました。
 今西さんはカトリック系学校の延長で明治学院大学を選び、大学時代はアーチェリー部での活動に注力されました。マスコミへの関心から日刊スポーツでアルバイトを開始し、その後日刊スポーツ新聞社に入社を決めました。仕事を通して多くの人と出会い、豊かな人生観が培われました。
 山内さんは新聞には偶然の発見があることを強調され、希望通りに進まない場面も成長の機会になると述べておられました。今西さんはデジタル化の進展を認めつつ、一覧性という新聞の良さも伝え、好きなことを軸に視野を広げる重要性を学生に伝えておられました。

【感想】
 山内さんと今西さんのお話から、進路選びやキャリア形成についての深い学びが得られました。お二人の異なるバックグラウンドや学生時代の経験は、その後の人生を豊かにし、仕事への情熱につながっていることが印象的でした。山内さんのように都会での経験や海外での交流を求める姿勢は、視野を広げるきっかけとなり、新聞記者という仕事を選ぶ基盤を築いたのだと感じました。また、今西さんは、アルバイトを通してマスコミの世界に興味を抱き、日刊スポーツに入社した経緯がユニークであり、柔軟な考え方の重要性を感じました。また、新聞の役割や就職活動についてのアドバイスも心に響きました。計画通りに進まなくても成長のきっかけがそこにあること、また自分の人生を豊かにしてくれる仲間や支援者を見つけることの大切さを改めて考えさせられました。